ADHDの町中散策記!

障害者手帳精神三級のmomokoが行く、手帳をフル活用した街中散歩日記

就活の途中で思った事

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じゃん。亀有!


手帳無料スポットには行けていないけれど、企業訪問中に面白い場所に足を運んでいます。

亀有、ちょっと治安悪いって聞いていたけれど、買い物にすごく便利でのどかな街だね。

変わらない街並みが妙に優しいよ〜

(ちなみにこの時の企業は面接後のテストで落ちた)


で、SPIもぼちぼちやり始めているんだけれど、ちょっと思う事があってこのブログに書くね。


ADHD、一言で片付けようにも本当に一人一人の能力差が激しい。発達障害のサイトの例でよく上がっているのが、「数字には強いんだけれど、文章が書けない」という人。

でも、全員数字に強くて文章は弱いのか、というと違う。私がいい例だね。

私、数字に滅法弱く、文章にひたすら強い。というか言葉がどんどん溢れてくる人間です。

 今日自宅でやった適性検査でも、言葉の並び替えは瞬時に出来て、計算問題はさっぱり頭が動かなかった。

SPIでも、この能力は活きていて、つるかめ算とか見ているだけで頭が痛くなるのに、文章の並び替えとかは少し練習をやっただけですぐ出来るようになった。

日本語に愛された人間らしい😂


…なんだけれど、この亀有に行った日の企業では、いくらADHDの私でも準備不足だったので惨敗。いくら本を読んでいても、使われない語彙はやはり意味が分からず、チンプンカンプンだった。

悔しかったので、その日のうちにネットで頻出語彙を徹底的に調べ上げ、暗記苦手と知りながらダメ元で見て覚えたよ。


何故、ダメ元かっていうと、これまで英単語だとか社会科の言葉とか、長時間集中して参考書を読んでも全く頭に入らなかったからね。

テスト前は一週間前から勉強して、30点か40点を取る人間だった。

そんな私を、親や教師、塾講師は決まって

「やる気がない」

「集中してないからだ」

「毎日単語帳を見ないからだ」

って言ってたなあ…。

ADHDだと分かってからも、「集中力散漫だから、私は暗記に向かないんだ」って思い込んでいた。


でも、語彙問題は英単語と違って随分頭に残っている。そりゃあ、一発では覚えられないから、繰り返し見るよ。でもね、英単語は覚えていくそばからどんどん白紙になっていくのに対して、語彙問題はぼんやりながらもイメージが残っていたんだ。日をまたいで見直して、ぼんやりをはっきりさせていく。


ああ、塾講師が言っていた「毎日単語帳を見れば覚えられる」ってこんな感覚だったんだ。

あれ、健常者の感覚だったんだ。

今私はSPIやっていて、語彙問題を覚えるのが凄く楽しい。記憶に残るから。

受験勉強やっていた他の子たち、「よくあんなにつきっきりで勉強できるな」と思っていたけれど、そりゃあそうだよな。繰り返しやったら覚えられるもん。知識増えるのって楽しいもん。


あんなに怒られて、何時間も机に向かって、結果が出なくて。あの時間本当に何だったんだ。


今、このブログを書いている私は泣いているけれど、受験時代はもっと泣いていた。泣いていても、自分が障害者だと知らなかったからね、健常者のやり方をやるしかなかった。


自分の事は自分が一番の理解者になってあげるしかないね。出来る事を手探りしながら広げていこう。


「『今に見ておれ』の根性を忘れちゃいかんぞ

 がんばれ!」

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挫けそうになった時は両さんの言葉を思い出します。

就職が落ち着いたら、亀有に引っ越すのもいいかもしれない。